しかし、京都駅からのアクセスはあまり良いとは言えず、一番安い手段はバスの均一230円です。乗り換えがない反面、混雑度合いや系統が煩雑であることで初めて京都を訪れる方にはとても難易度が高いものになってしまっています。
また、鉄道での場合、京都市営地下鉄烏丸線で四条駅へ向かい、阪急京都線の烏丸駅(四条駅と場所が同じの乗換駅)で一駅おとなりの河原町駅に向かうという方法が一般的ですが、これも市営地下鉄の混雑と初乗り運賃の高さで、360円もしてしまいます。もったいない気がしますよね。
今回は京都駅から四条河原町まで、その運賃の高さと混雑や煩雑度合いのある程度中間点で繁華街へアクセスできる、オススメの移動手段として東福寺乗換のJR奈良線・京阪本線ルートと実際に乗ったレビューをご紹介します。
JRの私鉄連絡乗車券でお得で快適に
こうした特急に乗るときに会社ごとに乗車券を発券するには手間がかかりますので、JRとの接続利用も兼ねて乗車券や定期券に連絡券として割引や通しで買えるようしてものが私鉄連絡乗車券、鉄社割というものです。
京都では京阪電車がこの対象となり、JR線、社線ともに10円ずつ割引が効いています。そのため京都駅から祇園四条駅(四条河原町最寄駅)まで270円で乗ることができるのです。バスに+40円で定時性、また快適な移動ができるなら嬉しいですよね。
JRは一駅で京阪は普通と準急列車のみが停車するから快適!
余談ですが、JRのマルス券はどこを隠せばいいのかというのが未だによくわかっていないので、隠しすぎな気もします。ぜひ教えてください。
まずは、烏丸口側にあるJR京都駅在来線中央口から入ります。この乗車券は自動改札機には入らない大きさなので係員のいる改札口から通りました。18きっぷなどと同じ大きさですね。改札機に通せる小さいきっぷも発券できるという話をききましたが未確認ですので、いつか検証したいと思います。
今回はみやこ路快速で移動しまして、東福寺駅に着きました。
京都駅地上側からのアクセスで一番近いドア、つまり進行方向一番後ろ側にいると、そのまま京阪乗り換え口にアクセスすることができます。時間は07:00-19:00と早朝、夜には厳しいですが、観光する時間帯には使えるのです。また有人ではなく、改札機もそのまま通せませんが、18きっぷの途中改札のようにボタンをおしてきっぷをカメラに写せば遠隔で改札機を開けてくれますので心配はあまりありません。もし、面倒であれば通常出口から有人改札を通りましょう。この場合進行方向前の方です。
改札機がふたつあるのは面白いですね。改札と改札の間の謎の場所が存在します。
ちなみにこのまま祇園四条方面のホームに乗り換えできますが、逆の大阪方面のホームも階段等で乗り換えできますが、その場合は利便性が下がるでしょう。のぼりおりがない乗り換えは便利ですからね。
今日は少し遅延していました。京阪電車・東福寺駅は特急をはじめ上位種別は停車しませんが、日中でも普通・準急列車は10分に1本はありますので、乗り換え時間も含めてそれほど不便には感じないでしょう。
というわけで、そのまま準急電車(各駅に停車)で3駅、祇園四条に到着です。上位種別ではないので車内はガラガラ。また数駅ですので大した苦労にもなりません。二駅でも混雑している市営地下鉄とは大分違います。
乗り換え時間は驚きの約10分!乗り換え検索上では日中は最速9分で、13分や遅くとも17分で着くことができるようです。
今回のタイムテーブルはこちら↓
270円
|
東福寺乗換 | ||
駅
|
着
|
発
|
|
JR | 京都 | 12:03 | |
JR奈良線
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みやこ路快速 | 奈良行 | |
JR・京阪 | 東福寺 | 12:05 | 12:11 |
京阪本線 |
準急
|
出町柳行
|
|
京阪 | 七条 | 12:13 | |
京阪 | 清水五条 | 12:14 | |
京阪 | 祇園四条 | 12:16 |
まとめ
京都のバスでは混雑遅延や渋滞が問題になっています。また市営地下鉄の値段の高さもあり、ちょっと出費を覚悟してしまいますが、せっかくの観光です。快適に、そして浮いたお金でなにか京都らしいものを体験してほしいなと思います。
旅行の道中、交通手段をただの移動手段にするのではなく、旅の楽しみにしてぜひいろんなものを味わってみてください。